昼夜の気温差が凄くあり、体調を崩しやすい気候が続いていますが、グループホーム小浜きたのの利用者様方は元気に暮らしています。皆様もお身体には気を付けてくださいね。

さて、今回は黒毛舌についてお話していこうと思います。
黒毛舌とは、舌背の後方部の糸状乳頭が著明に延長し、角質層が黒色、黒褐色に着色したものです。
原因としては、タバコや食品などの外来性色素により影響されているものと、細菌により産出される色素によるといわれています。
多くの場合が、抗生物質、副腎皮質ステロイド薬の内服による菌交代現象によるもので、カンジダなどの真菌による関与と考えられています。時に、慢性の胃腸障害や全身疾患が誘因となることもあります。
治療法としては、抗生物質や副腎皮質ステロイド薬の内服の中止及び含嗽剤を用います。
しかし、高齢者の方々は多くの全身疾患があり、内服の中止を簡単にできない場合や、重度の認知症の方の場合、含嗽ができない方が多いです。
そのような時は、ご家族の方や介護スタッフの方々により、舌ブラシ（柔らかい歯ブラシ）で舌根から手前にかきだして清掃をしてもらうだけでも、細菌数は減少し改善していくことがあります。

このように意外と知られていない口の中の疾患ですが、介護を行う方々により防ぐことができる疾患もあります。

グループホーム小浜きたのでは、スタッフ一同利用者様が快適に生活ができるよう、毎日健康管理、口腔内管理を行っております。